これから狙いたい高ROEのバリュー株

資産運用

どうもばてぃです。

今日は、今下落中だけどそのうち買いたい”ROEが高くてPERの低い銘柄”を2つご紹介させて頂きます。

最初に銘柄を言うと『オープンハウス(3288)』『アサヒHD(5857)』です。

2つともわたくしは持っていませんが、かなり魅力的で今後はどこかで下落から反転して上昇していくのは間違いないと思っています。

PER・ROEとは

まず簡単にPERとROEの説明をさせて頂きます。

【PER】

PERは株価÷EPS(一株あたりの純利益)で求めることができます。PERが低ければ低いほど割安とされていてPERの低いものはバリュー株と呼ばれています。

業種によって大きく異なりますが、一般的にはPER15倍程度が平均と言われています。ちなみに現在の日経平均全体のPERは12.59なので、日経平均自体が割安な位置にあるとも言えます。

まあ、ざっくり10倍以下ならバリュー株だなあといった感覚ですね。

ただ注意しないといけないのは、単にPERが低い銘柄を買っておけば今後株価が上昇していくわけではないというところです。上述の通り業種によって大きくPERの水準は異なります。今後大きく成長が見込まれているグロース企業は今後の成長まで株価に織り込まれていることが多いので、その場合現在の利益(EPS)に対しては株価が高くなりやすくPERも割高になります。逆にずっとPERが低いままの業種もあります。

PERを比較する際は、同業種で比較したり、同一銘柄の過去のPERと比較することが重要です。

【ROE】

ROEは当期純利益÷自己資本で求めることができます。ROEが高い企業は少ない自己資本で多くの利益を生み出しているということです。

ざっくり言うとROEの高い会社は効率良く稼いでいて経営が上手いってことですね。

ROEの平均値は一般的に10%程度とされています。ただこちらも業種によってROEの平均値は異なります。例えばIT企業は少ない自己資本で利益をあげることができるのでROEが高くなりやすいです。反対に金融業等は多く資金を必要とするのでROEが低くなりがちです。

あと一点注意点として、上記の式からも分かるように自己資本比率が低ければ低いほどROEは高くでてしまいます。しかし自己資本が低すぎる企業は経営上問題があるとも言えるのでROEの高い企業は自己資本比率もチェックしましょう。(業種にもよりますが一般的に40%程度はほしいです。)

外国の投資家は特にROEを重視して投資する傾向があるので、投資する際はROEも考慮して売買を検討しましょう。日本の市場でも参加している多くは外国人投資家なので。

さてここから銘柄を見てきましょう。

オープンハウス(3288)

オープンハウスは首都圏を中心に不動産事業を展開している企業で、特に都市部の狭小戸建て住宅を強みとしています。

主な指標は以下の通りです。(8/20終値時点)

  • 現在の株価:4790円
  • 時価総額:6040億円
  • PER:9.0倍
  • PBR:2.20倍
  • 配当:110円 利回り:2.30%
  • ROE:32.05% ROA:11.72%
  • 自己資本比率:41.0%

売上推移はここ10年で約10倍まで上昇しました。今期も30%以上の成長を予定しており、ものすごい成長率です。

売上推移に比例するように株価も右肩上がりで上昇し、2013年の上場時から約10倍になりました。特に昨年のコロナショック以降の月足チャートを見るときれいな右肩上がりのチャートを成形しており、まだ上昇トレンドは崩れていないように見えます。

ただ直近では3Qの決算後は大きく下落して5日で1000円近く下落してしまいました。悪くない決算でしたが、市場はもっと期待していたことと、通期の上方修正がなかったことが嫌気されて株価が下落したと思います。

さらに大きかったのが、従業員の過重労働に関するニュースが出てしまったことです。このニュースによって一度は戻りかけた株価も再び大きく下がってしまいました。最近はタマホームとか住宅関係でこういったニュースが多いですね。。

それでもこの会社は業績絶好調でとにかく稼ぐ力がすごいので、長期で見れば好業績に伴ってまた株価は上昇していくはずです。今の下落も案外すんなり反転するんではないかと思います。

アサヒHD(5857)

アサヒHDは貴金属のリサイクル事業や産業廃棄物処理の環境保全事業を行っている企業です。

主な指標は以下の通りです。(8/20終値時点)

  • 現在の株価:2105円
  • 時価総額:1678億円
  • PER:9.1倍
  • PBR:1.63倍
  • 配当:90円 利回り:4.28%
  • ROE:30.79% ROA:10.84%
  • 自己資本比率:40.0%

こちらも順調に業績を伸ばしていて、昨季は過去最高の売上・利益を残し、今期も更にそれを更新する見込みです。

株価も昨年のコロナ以降、好調な業績に伴い右肩上がりで上昇しております。日足や週足でチャートを見ると、一旦は下にいきそうですが、月足ではまだ上昇トレンドの範囲内にいるように見えます。

アサヒHDは貴金属事業が好調なんですが、金や銀などの貴金属をリサイクルして販売することから金等の価格と相関関係にあります。なのでこの銘柄に投資する際はそういったコモディティの価格も注目しましょう。

まとめ

今日はわたくしが狙っている高ROEのバリュー株を2種類紹介しました。

2銘柄とも共通して言えるのは、PERは割安でバリュー株の部類なのに業績はグロース株のようにぐんぐんと右肩上がりで成長しているところです。

わたくしとしては、オープンハウスは前から目をつけていて、今年の4~5月にかけても大きく下落したんですが、そのときは株価の戻りも早くて結局買えず仕舞いでした。

今回も株価の戻りが早くて買いそびれる可能性がありますが、まあそうなったらそうなったで次のチャンスを狙うだけなのでそこは割り切ります。

アサヒHDについては月足チャートを見るとこのへんで反転しそうな雰囲気がプンプンしているので、株価が上がっていくのを確認してから購入を検討したいと思います。

今後もこういった狙っている優良銘柄を紹介していきたいと思います。

本日は以上です。

※くれぐれも投資は自己責任でお願いします。当ブログに書いてある情報によって生じた損害に対して責任はとれませんので、ご了承下さい。

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